今回は本の紹介です。
山小屋は、登山をする我々にとって、本当にお世話になるし、心強いし、ありがたい場所。
山小屋で働く方々がいてくださるから、
私たちは、厳しい自然の中、安心して登山ができている
・・・と言っても過言ではないかと思います。
今回は、そんな山小屋で働くスタッフさんが書かれた本のご紹介です。
今回ご紹介する本
今回ご紹介するのは、こちらの本↓↓↓
山をしていると、一度はあこがれてしまう、山小屋でのお仕事。
だけど、その大変さや、苦労も沢山。
ページを進むにつれて、山小屋で働く方々がどんなにありがたい存在か、
身に染みて感じられる本です。
本を読んでみての感想
自然の中に身を置くということの厳しさ
本の中では、「自然の中に身を置くということの厳しさ」について書かれています。
我々登山者は、山に入るのはせいぜい数日。
しかもできるだけ天候がいい時を狙って、登山をするわけです。
ただ、山小屋で働かれている方々の場合、大雨の日も、嵐の時も、大雪に対しても、
山小屋を維持してくため、登山者の安全のため、対応してくださっている。
「厳しい自然と向き合って、一緒に付き合っていく」
この姿勢が感じられる本だなと感じました。
山小屋で働く方々の対応能力の高さ
この本を読んで強く感じたのは、「山小屋で働く方々の対応能力の高さ」です。
厳しい自然の中で、天候による変化にも対応されている。
そして、本来は動物たちが住む自然の中。
人間はその中に入らさせてもらっているわけで。
いろんな動物たちの出没のエピソードが書かれていましたが、
登山客の食料を守るため、様々な工夫をされている。
また、登山ハイシーズンで、想定以上の登山客が押し寄せてきたときの対応。
・・・などなど。
限られた資源・スタッフの中で、いかに対応していくか、奮闘ぶりが書かれています。
こういった山小屋で働く方々の努力があってこそ、
我々が安心して登山ができるのだなと痛感させられます。
登山者として、山小屋で働くの方々の存在が、いかにありがたいか
この本を読むと、
- 山小屋で水を分けて頂ける有難さ
- 山小屋でご飯を用意していただける有難さ
- 安全で暖かい居場所、身体を休める場所を提供してくださっている有難さ
- 登山道の整備等、登山を楽しめる環境を作ってくださっている有難さ
これらは、当たり前ではなく、山小屋で働かれている方々が準備してくださっているからこそ。
山小屋がなければ、本来、厳しい自然の中で、自分たちがなんとかしないといけないこと。
そう考えると、登山をさせて頂けることの有難さを痛感するとともに、
山小屋で働かれている方々に、本当に感謝しかありません。
山小屋のスタッフさんは、時には、登山客に厳しい言葉をかけないといけないこともあるでしょう。
それはとてもエネルギーのいること。
だけど、我々登山者の安全を守るために、あえて伝えてくれていることです。
こんなにありがたいことはないと思います。
今後も、登山マナーを守って、
山小屋で働かれている方々に極力迷惑をかけないよう、努めていこうと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか?
この本を読むと、本当に山小屋で働く方々への感謝があふれてきます。
我々登山者のために、働いてくださっている方々。
そういう方々がいてくださるからこそ、我々は登山を楽しませていただいている。
とても謙虚な気持ちになります。
この気持ちを忘れず、感謝と謙虚な気持ちを持ちつつ、登山を楽しんでいこうと思います。
そして、この本が舞台の「薬師沢小屋」にも、今後ぜひ足を運んでみたいなと思いました。
私が行きたいと言っている雲ノ平にも比較的近いですしね。
山小屋で働いている皆様・・・本当に本当にいつもありがとうございます!!
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