【山が教えてくれたこと】トラブルが続く時の対処法

山関連

登山をしていてもそうですが、
日常生活において「想定外のトラブルが続く・・・」そんな時期があります。

「どうしてこんなに続くんだろう・・・?」

と、悲観的になってしまいがちではありますが、前を向いていくしかない。

とはいえ、私自身、すぐに「どうしよう・・・」と心を乱してしまうタイプではあります。

そんな自分へ言い聞かせる意味でも、
今回は、トラブルが続くときの対処法について、山が教えてくれたことをもとに、つづってみたいと思います。

トラブルが続く時の対処法

じたばたしない。冷静に考えるよう自分に言い聞かせる。

山での遭難時の対処法の一つとして、「無駄にじたばた動き回らない」というのがあります。
体力の消耗を避けるため、そして特に暗くなっている場合などは滑落などの危険もありますし。

私自身もそうですが、予期せぬことが起きるとビックリして、
「どうしよう、どうしよう・・・」と動き回ってしまいそうになります。

そんなとき、私がよく周りから言われるのは、「とりあえず、落ち着け!!」

・・・本当にその通りです。
冷静さを保つことが一番難しく、だけど一番大切なように感じます。

そうしないと、きちんとした状況把握・思考判断もできませんしね。

自分に言い聞かせようと、心がけていることです。

「今あるもので、今できること」に注目。最善を考える。

登山をしていて、私自身、教えられたことの一つに、

「今あるモノの中で、どう対応していくか」

というのが、あります。

登山中のトラブルが起こった際、
例えば、忘れ物をした時、装備が壊れた時など、
今担いでいる荷物の中に、使えそうなものがないか、代替できそうなものがないか・・・
一生懸命考えると思います。

そう!
誰かのせいにしたり、悲観したりしている場合ではない。あるもので対応していくしかない。

同じことが日常生活でも、言えるのではないでしょうか?

まずは、状況把握。

「今、自分にあるもの、自分ができることはなんだろう・・・?」

そして、その中から最善のことを考え、やっていく。
状況をきちんと把握した上で、一番最適なタイミングで行っていく。
粛々と、淡々と・・・

これがなかなか難しいのですが、
上述の冷静さを保ちつつ、できることを、やっていくしかないのかなと思います。

無理せず周りを頼る。

「山では自己責任」という前提ですし、軽微なことでレスキューを呼ぶのは違うとは思います。
ただ、どうしても困ったら、周りに助けを求めることになります。

とはいえ、頑張っている方に多いのが、
「周りに迷惑をかけられない」と、自分自身で何とかしようと無理をしてしまう事。

日常生活においてもそうですが、
自分一人でできることには限界があります。

ですので、「これは自分でやるけど、この部分は人にお願いしよう」という風に、
自分ですることの範囲を、取捨選択も必要になってきます。

どんなに強がっていたとしても、人間、1人で生きているわけではないですし。
困ったときは、無理せず周りを頼ることも大切です。

その後の対応

心身の回復に努める。

色々と予期せぬトラブルが続き、そのたびに対応していると、
心も身体もヘトヘトになってしまいます。

その時は、心も張り詰めていて必死になっているので、気づきにくいのですが、
やはり休息も大切です。

しっかり自分自身を癒す時間も必要になってくるかなと思います。

少し落ち着いてきても、あえて予定を詰め込まず、
場合によっては、専門家のサポートも受けつつ、自分自身を回復させる時間をとることが大切だなと思います。

手助けしてくれた、周りへの感謝を忘れない。ちゃんとお礼を伝える。

自分が困ったとき、助けてくれた方は、本当にありがたい存在。
ですので、助けてくれた周りの方々に対しては、感謝を伝えるようにしましょう。

感謝の気持ちを忘れずにいること。ちゃんとその感謝を伝えること。

たとえ今、トラブル続きでツライ状況であったとしても、
感謝の気持ちを忘れず、ちゃんとお礼を伝えることが、
その負の連鎖を断ち切る、そして自分自身の人生を好転させる第一歩かなと思います。

今後、事前に対策できることはないか考える。

登山の場合だと、トラブルの経験を活かして、次の山行の準備をされると思います。

事前に装備の動作確認をしておくとか、
水・食料を少し多めに持っておくとか、
万が一のための装備(ツエルト・エマージェンシーシートなど)を入れておく・・・等、

同じように、バタバタしている状況が落ち着いたら、一度振り返ってみることが大切なのだろうと思います。

トラブル自体を、何か・誰かのせいにするのではなく、自分がどうすればよかったを考える。
そうすると、今後に活かせるヒントがあるのではないかと思います。

事前に対策できることがあれば、準備しておくだけで、
次に同じトラブルが起こったとしても、それは「想定内」。
トラブル自体を減らせるかもしれません。
そうすると、心の余裕が違うかなと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はトラブルが続く時の対処法について、考えてみました。

私もまだまだ未熟で、あたふたすることが多く・・・
今回の内容は、自分に言い聞かせるための記事になりました。

私自身、登山を通して、「トラブルを想定しておく」ことの重要性をかなり教えられました。
じたばたしやすい自分だからこそ、できるだけ起こりうるトラブルを推察し、対応していきたいと思います。

そして、周りへの感謝を忘れず、謙虚な気持ちで生活していきたいと思います。

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