【山の思い出 No.1】表銀座縦走 ~大天井岳・槍ヶ岳~

山の思い出

山を始めた時から、憧れだった「表銀座縦走」。

しかもテント泊ソロ縦走!!
私にとっては、大きな大きなチャレンジでした。

数年前のお盆休みに行った山行です。
その時の思い出を写真とともにつづってみます。

行程

※ご注意※
 過去の山行ですので、状況が変わっていることが予想されます。
 山行にあたっては、最新の情報をご確認いただきますようお願いいたします。

ヤマケイ 登山地図&計画ヤマタイムより作成

【DAY1】穂高駐車場(前日車中泊)=相乗りタクシー=中房温泉
中房・燕岳登山口・・・合戦小屋・・・燕山荘・・・大天井ヒュッテ・・・大天井岳・・・大天井ヒュッテ(テント泊)

【DAY2】大天井ヒュッテ・・・ヒュッテ西岳・・・東鎌尾根・・・ヒュッテ大槍・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ(テント泊)

【DAY3】槍ヶ岳殺生ヒュッテ(テント泊)
 ※本当は槍ヶ岳登頂予定だったが、天候悪く、一日テントの中で寝て過ごす。

【DAY4】槍ヶ岳殺生ヒュッテ・・・槍ヶ岳山荘・・・槍ヶ岳・・・槍ヶ岳山荘・・・槍ヶ岳殺生ヒュッテ<テント撤収>・・・槍沢ロッヂ・・・横尾・・・徳沢・・・明神・・・上高地バスターミナル=バス=松本駅=穂高駅=穂高駐車場
     

思い出

DAY1 中房温泉-燕山荘-大天井ヒュッテ

燕山荘

私の場合、テント泊の荷物は、だいたい17-18kgぐらい。
燕山荘までの登りが、かなりしんどかったのを覚えています。

本当は燕山荘のテント場で一泊して、燕岳も行くことも考えていたのですが、
燕山荘のテント場はそんなに大きいわけではないので・・・
予想通り、私が到着した時には、もうすでにいっぱい(汗)

体力温存のため燕岳は行かず、大天井まで歩くことにしました。

大天井ヒュッテ
綿毛のちんぐるまと大天井ヒュッテ

ここのテント場で一泊。

大天井ヒュッテ テント場の様子

DAY2 大天井ヒュッテ-ヒュッテ西岳-殺生ヒュッテ

大天井ヒュッテからの御来光

朝かなり早く起きて、日の出前には、だいたい出発準備をしておいて。

お楽しみの御来光はしっかり楽しんでから出発!

さすが北アルプスのメジャールートだけあって、きちんと整備されているのですが、

重たいテント装備で、しかもソロ。
東鎌尾根の梯子の連続は、正直、神経を使いました・・・

落ちたらどうしよ・・・

写真を撮る余裕もなく、疲れた身体に鞭打って、
ただただ一歩ずつ慎重に、慎重に。

そして、なんとか殺生ヒュッテまで歩き切りました。

DAY3 天候悪化のためテントで過ごす

大雨・風・雷で、テント内でほぼ寝て過ごした3日目。
2日間の山行で、身体がヘトヘトに疲れていたこともあり、いい休養となりました。

ただ・・・

山での雷はやっぱり怖い。。。

雷がひどくて、一時小屋に避難しました。

雷が怖くて、殺生ヒュッテに避難しているときに、頂いたうどん。 疲れた身体を癒してくれました。

あと、

雨の影響で、下からテント内に水が染み出してきて(泣)

テントを張る位置、悪かったかな・・・
寝袋が濡れたらどうしよ・・・

持っていた新聞紙を敷いて、その上に90Lのゴミ袋を切って広げて・・・何とか応急処置。

マットが少し濡れた程度で、シュラフカバーをしていたこともあり、
寝袋は濡れずに大丈夫でした。

DAY4 槍ヶ岳登頂-槍沢ロッジ経由-上高地へ下山

殺生ヒュッテを早朝4時頃出発して、槍ヶ岳山荘に4時半ごろ到着。
行ったのがお盆休みということもあり、もうすでにかなりの行列・・・

  ↓ ↓ ↓

槍ヶ岳山荘から見た槍ヶ岳 

結局・・・

槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳登頂まで、コースタイム30分のところ、結局1時間半かかりました。

とはいえ、なんとか登頂!!

目の前に広がる絶景!!!

  ↓ ↓ ↓

槍ヶ岳山頂からの景色
槍ヶ岳から見た槍ヶ岳山荘

行列ゆえ、さっさと記念写真を撮ったら下山。
あまり山頂ではゆっくりできませんでした(汗)

殺生ヒュッテまで下山して、振り返ると、こんな感じ!

  ↓ ↓ ↓

殺生ヒュッテのテント場からみた槍ヶ岳

テントを撤収して、槍沢ロッジ経由で上高地へ下山。

この4日目がコースタイムも長くて、体力的には一番きつかった・・・
横尾まで下山できたときに、ホッとする感覚は何なんでしょう(笑)

だけど、表銀座縦走をテント泊ソロ山行で、無事下山できたこと。

それは、私にとって自信になりましたし、大きな達成感を得ることができました。

まとめ

槍ヶ岳

いかがだったでしょうか?

私の中では、一番のチャレンジとなった、表銀座テント泊ソロ山行。
山の雄大さも美しさも、そして山の厳しさも…自然を堪能できた山行となりました。

正直、自分がこういった風に、登山ができるのも、
本当に恵まれていることだと強く感じつつ、自問自答しながら歩いた山行でした。

自分も家族も、無事で健康でいること、
仕事も周りの理解があり、連休が取れる環境であったこと、
山行準備にあたり、アドバイスをくれた山仲間がいたこと
・・・等々

色んな条件がそろったからこそ、達成できたチャレンジだったと思います。
そう考えると、周りに、そして山の神様に感謝しかありません。

これからも感謝を忘れず、山歩きを続けたいと思います。

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